股関節の違和感について

【股関節の違和感について】


*股関節からポキポキ音がする

*股関節に引っかかり感がある

*股関節に鈍痛がある


そんな経験のある方もいらっしゃるかと思います


もちろん「痛み」があれば病院です

けれども、骨に異常がない場合、筋肉や靭帯などの深い部分に原因がある場合が多い。


まずは、関節の動きを見る必要がありますが

軽い股関節の違和感くらいですと・・・


上腕や肋骨などのある

上半身を緩めなければ

この違和感が感覚できない


ピラティストレーナーとして皆さんと関わる中でこのことを経験しました。

ここで基本に立ち返りましょう 

まず股関節とはどういうものでしょうか?

 

大腿骨(だいたいこつ)の上端にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるソケットにはまり込むような形になっています。


正常な股関節では

寛骨臼が骨頭の約4/5を包み込んでおり

このことが関節を安定させています。




股関節が安定し、更に周辺の筋肉と協調することで私たちは、脚を前後左右に自在に動かすことができるわけです。





股関節の違和感のある方の多くは


大腿四頭筋

大腿筋膜張筋

縫工筋


などの筋肉の過剰な緊張がみられます。

だからほぐしてくださいねとグループクラスの皆さんにもいつもお願いしていますよね♪


ここはとにかく全身のためにほぐしてほしい!


なぜかって?


上半身のほぐしにもつながるからです♪

さて、ポキポキという変な音については

大腿の外側にある腸脛靱帯がひっかかり

弾発股という音や鈍痛を発生するのだといわれています

股関節の位置関係が悪いため

腸骨大腿靭帯などの股関節の関節包に負荷がかかり

違和感や音など、さらには鈍痛も出ることがあります

原因についてですが


日常生活での座り方

ヨガ、ストレッチなどでの無理な開脚運動

サッカーや空手などの脚を蹴り動作する

などが大きく影響を与えるといわれています



この違和感を放っておくと・・・


股関節の左右差などにもつながりますね


大腿骨頭の変形にもつながります



股関節の位置の左右差により骨盤が傾き

脊柱管狭窄症や腰痛いヘルニアにつながり・・・


あの痛い痛い、坐骨神経痛を引き起こす可能性もありますね



また骨盤が傾くことによって

骨盤内の婦人科系臓器に捻じれが生じ

機能低下を引き起こす可能性もありますね


・生理前症候群・生理痛・生理不順

・子宮内膜症・不妊症など

影響がないとは言えません



股関節、本当に大切ですね♪



日常からピラティスなどの負荷コントロールのできるエクササイズで

しっかりと身体を学びながらトレーニングされることをお勧めします

もっと丁寧に身体全体を意識しましょう!



信頼のおけるトレーナーを味方につける♪

信頼のおける療法士を味方につける♪

信頼のおけるドクターを味方につける♪



自分の身体を守る方法はいくつもあります

誰かに頼るという考え方ではなく

専門家に専門分野の勉強は任せて

その情報をわかりやすく自分の身体に落としてもらい

継続したトレーニングで理解していくことが

自分の身体を守ることにつながります