眠気について
【眠気について】
① 胃腸の不調がもたらす眠気
食べ物を消化するために、とてもたくさんのエネルギーを消費します。
疲労がたまっているときに、栄養のあるものをたくさん食べて養生しよう!というのは、少し考えもの。体力が落ちているときには、油物は避けて消化の良いものを腹八分で。
それだけでも、昼間の眠気を改善できます。
胃腸を整える食事
【肉類】脂身の少ない鶏のささ身・牛肉の赤身など
【魚類】いしもち・すずき
【きのこ類】気を効果的に補う舞茸・椎茸
【豆類】豆腐・納豆など大豆製品・そら豆・小豆・枝豆・グリーンピースなど
【主食】元気を補い、基礎代謝を高めてくれる主食をしっかり摂取することが大切で、あわ・ひえ・きび・はとむぎなどの穀物を混ぜて炊くとより元気をつけます。
【お茶】元気不足が進むと体が冷えやすくなり、また冷えると代謝が悪くなります。
また冷えると代謝が悪くなるので、基本的に冷たいものは控えましょう。
② 気圧がもたらす眠気
梅雨時には低気圧が続きますので副交感神経が優位になることで、だるさや眠気を感じるようになります。もしくは、逆にまったく眠気を感じない場合もあります。
③ 酸素欠乏による眠気とダルさ
梅雨時期のだるさ、頭痛、眠気の原因として、酸素量が減少することがあげられます
摂取する酸素の量が減ると各種細胞が酸素を求めます。より多くの血流を求めようとしますので、血管が拡張します。全ての血管が拡張すると、細胞自体が膨張するので、炎症やむくみ、筋肉の弛緩の原因となるのです。
また、酸素を求めて細胞全てが血管を広げ膨張しますので、内臓や脳への血流が鈍ります。脳や内臓への栄養や酸素供給量が不足すると、ダルさや疲れ、眠気、やる気が起きない、食欲低下などの不快症状が起きやすくなります。更に、脳の酸素量も低下するため脳血管も拡張します。過拡張を引きおこすと、神経に触れ「頭痛」が引き起こされます。
改善法としては
○普段より体を鍛える習慣を
○冷たいものは摂らない
○規則正しい生活習慣を
○飲酒はしない
○夜更かしはしない
○食生活は日本食中心でバランス良く
○動物性たんぱく質や乳製品はほどほどに
○香辛料を効果的に活用
○舌磨きを習慣に
○繊維質を積極的に摂る