ヘバーデン結節
指の第1関節が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つの結節(こぶのようなもの)ができるのが特徴です。この疾患の報告者へバーデンの名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれています。いろいろな程度の変形があります。すべての人が強い変形になるとは限りません。
原因は不明です。一般に40歳代以降の女性に多く発生します。手を良く使う人にはなりやすい傾向があります。遺伝性は証明されてはいませんが、母や祖母がヘバーデン結節ニなっている人は、体質が似ていることを考慮して、指先に負担をかけないように注意する必要があります。
第1関節の変形、突出、疼痛があり、X線写真で関節の隙間が狭くなったり、関節が壊れたり、骨棘(こつきょく)があれば、へバーデン結節と診断できます。
第1関節が痛むときは安静にしましょう。痛くても使わなくてはならないときは、テーピングがお勧めです。普段でも指先に過度な負担が生じることを避けましょう。
(日本整形外科学会より引用)
ヘバーデン結節において
ピラティスセッションでできること。
・血流を良くすることで体調を整えておくことは原因不明の症状の場合にはとても大切だと思います。
ピラティスセッションで全身の血流を促すことは大切なことでしょう。
・指先に力がかかりすぎないようにするために、体幹を鍛えておくこともとても大切です。
・セッションで体の構造を学び、自分の指先への負担を軽くするためには、どのような場所の金力を高めればよいかを覚えることは一生モノの財産となります。